パンに水だけだっていいじゃない

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今日、瀬戸内市地産地消ヘルシータウン推進協議会のメンバーとして参加した、美和小学校での給食試食会。
終了後に校長室で、参加者のみなさんと校長先生、栄養委員の先生との座談会の場が設けられた。

その場で、地域住民の方(もと先生なのかな?保護者というより、お孫さんが通っているのかな?というくらいの年齢の男性)が、美和小の子どもたちは朝ごはんを食べているか?と質問され、続いて
「以前、あるところで子どもたち(生徒?)に朝食の絵を描かせたら、パンとコップを描いた子がいた。コップの中は色が塗られていなかったから”これは飲んだあと?”とたずねたら、”水”と答えた。お母さんが用意してくれなかったから、自分で用意したらしい」と、嘆かわしげな口ぶりでそうおっしゃった。

たぶん、その方は「水」ではなく牛乳やオレンジジュースなどのほうが、栄養的にも良いのではないか、ということが言いたかったのだと思うけど、その口ぶりに「お母さん」を批判する気持ちが見えた私は、ついデビル由美子を発動!してしまい「水じゃだめなんですか?」と聞いてしまった。
そして、これは声に出して言わなかったけど「朝ごはんを用意するのは、お母さんだけの役割なんですか?」とも思った。
(その後、もう一度言い直しされた時には「お父さんやお母さんが・・・」とおっしゃったので、わたしが発する見えないトゲに気づかれたのだと思う)

その子が何歳なのかまでわからなかったけど、自分でパンを用意して水を汲んで、自力で朝食を摂れるんだから、それはそれですごいことだと思う。
そして、その1食の飲み物が「水」だったとしても、そんなに大きな問題なのかな?

1日3食。1週間なら21食。
栄養バランスのことならその間でなんとなーく帳尻が合えばいいんじゃないの? 

それに、その子の家庭がいつもそうだとは限らない。
仮にいつもそうだったとしても、親が朝食を用意できない事情があるのかもしれない。
大阪のナンバにかつてあった「精華小学校」(1995年に南小学校に統合)は、学校で「朝食給食」を出していた。
学校のあるあたりは商家の多いところで、そこの家の子たちが朝ごはんを食べずに登校するため、朝礼で倒れたり昼前にボンヤリしていることが多いので、この朝食給食がはじまったのだそう。

1952年から始まった「朝食給食」がいつまで続けられたのかは不明だが、おとなになってから知り合った同い年の男性(現40代)はこの小学校‎に通っていて、やはりこの朝食給食を食べた、と言っていた。
両親が離婚して、お母さんは水商売(スナック勤め)だったと。

その家庭それぞれに事情があり、経済力も、子育ての方針も、食への関心もさまざま。
素晴らしい食材を使い、手作りで、栄養バランスも良く、温かい食事を家族揃って食べられることが理想的だとは思う。
けれど、そのようにできない人もいる。
いや、できない人のほうが多いかも? 
「オカンは料理上手」と自負する母を持つ私だが、実は小学生の頃の朝ごはんは、毎日「お茶漬け」だ。
しかも、仕事で毎晩遅いため朝いつまでも起きない両親はアテにならず、1つ下の弟とふたりだけで用意するお茶漬けだ。
お茶漬けの具になるものがないときは「水」だけかけて、冷や飯をかっこむ。
それでもすくすく育ったし、なんら問題はなかった。
給食で美味しいもの食べられたし。

「食育」
些末なことにこだわりすぎて、大意を見逃してしまうことって、あるんじゃないかなぁ。

そして今日の「コップに色がついていない」のオジサンには、ご自分のモノサシだけでなく、もうちょっと想像力を働かせて欲しいなぁ。

なーんて、ナマイキなこと言ってスミマセン。

長船町のカフェ「ヤキガシとケーキ atelier mignon」
ケーキや甘いものが食べたくなる絶妙なコーヒー 
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